生活習慣病治療・予防医療LDLアフェレーシス
血液中からLDL(悪玉)コレステロール、中性脂肪、炎症物質、
ウイルスなどの物質を、直接取り除く予防血液浄化法
治療内容
LDLアフェレーシスは、消化器疾患・肝疾患・循環器疾患・膠原病などで保険適用治療としてその有用性が認められている治療であり、当クリニックではがんを含む種々の病気を防ぐ予防医療(自由診療)として行っています。
私たちの血管内には、脂質代謝異常の原因となる中性脂肪やLDL(悪玉)コレステロール、炎症物質、がんの原因となるウイルスなど、さまざまな病気の原因となる老廃物が巡っています。このLDLアフェレーシスは、直接がん細胞を攻撃する治療ではなく、そういった老廃物を血管内から取り除いて、健康状態の改善を図る治療法です。
治療は、まず血液を1次フィルターに通して、「血球」と「血漿」に分離させます。次に、LDLコレステロールや中性脂肪などの分子量が大きい病因物質を含む「血漿」を2次フィルターに送ります。2次フィルターでは特殊な膜によって病因物質を濾過(分離・除去)します。最後に、浄化された血漿と血球を体内に戻します。
毛細血管が老化して機能しなくなる「ゴースト血管」になってしまうと、免疫細胞が血管に入りづらくなり、がん細胞が増殖しやすくなるといった報告もあります。血液を浄化し、血管内を健康に保つことは血管老化を防ぐことにもなります。
期待できる効果
- LDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪などの除去
- 血栓やプラーク(細菌のかたまり)の予防
- 血管内皮機能の向上
- 血流改善効果 など
リスク・副作用
頭痛・頭重、貧血、吐気・嘔吐、気分不良、顔色不良、胸痛、血圧低下、血圧上昇、咳、呼吸困難、肺水腫の増悪、アナフィラキシー、眼瞼浮腫、心悸亢進・頻脈、徐脈、不整脈、めまい、発熱・悪寒・灼熱間、異常発汗、知覚異常・味覚異常・臭覚異常・筋痙攣・振戦、耳鳴り、涙腺への異常な刺激、鼻詰まり、蕁麻疹、発疹・痒み等の症状
未承認医薬品等であることの明示、入手経路等の明示
本治療は、家族性高コレステロール血症、薬物治療に反応しない閉塞性動脈硬化症、薬物治療に反応しないネフローゼ症候群のなかでも巣状糸球体硬化症において保険適応による治療が行われておりますが、本治療は承認医療機器の承認目的外使用となります。日本国内では、未承認医療機器を、医師の責任において使用することができます。
国内の承認医薬品等の有無の明示
保険適応されている上記疾患に対する、医薬品医療機器等法上の承認医療機器は存在しますが、予防目的において承認を得ている医療機器はありません。
諸外国における安全性等に係る情報の明示
本治療に使用する血漿浄化装置は、国内における医療機器として認証されたものです。 本治療は、保険適応されている上記疾患に対して承認された治療として行われております。
治療の流れ
STEP-1 カウンセリング医師が状態を診断し、治療の内容について詳しくご説明いたします。
※状況に応じて別途検査(血液検査・レントゲン・心電図など)が必要となる場合がございます。
STEP-2 血液浄化治療ベッドにて3〜4時間、血液浄化を行います。
STEP-3 結果表送付治療前後の血液検査の結果を郵送いたします。