りんくうメディカルクリニック RINKU MEDICAL CLINIC

生活習慣病治療・予防医療オゾン療法

医療用オゾンを血液に混ぜて反応させることにより、
血液を活性化して自己免疫力の増強を目指す予防法

治療内容

オゾン療法は、医療用オゾンを血液に混ぜて反応させる点滴です。オゾン化された血液は酸素飽和度が非常に高く、抗酸化力に優れた新鮮な血液となります。点滴が血管内に入ると、血管内が拡張し、赤血球がより多くの酸素を運ぶようになるように働きかけます。さらに、活性酸素を分解する酵素を増加させて、抗酸化力の向上、血液の流れの改善、免疫力の向上を図る治療法です。
ノーベル生理学・医学賞を受賞したドイツのオットー・ワールブルグ医師は、細胞内で低酸素濃度下において腫瘍(がん)が発達することを最初に実証しました。オゾンは酸素の同素体であり、これを血液に豊富に含ませることで、がんの予防を図ります。

期待できる効果

早期発見、早期治療による救命効果を目的とした治療です。

  • 筋肉疲労・乳酸減少による筋肉老化の改善
  • 活性酸素を減少させることによる細胞老化の予防
  • 各臓器と内分泌機能の代謝の亢進
  • 免疫機能の活性化
  • 血液の循環の改善
  • 血流改善による消炎鎮痛効果 など

禁忌・リスク

  • 点滴の際に、まれに皮下血腫・神経損傷などの合併症が起きることがあります。
  • 甲状腺機能亢進症やG6PD欠損症の方はお受けいただけません。
  • まれに点滴後にだるさを感じる場合があります。
  • 抗凝固剤によるアナフィラキシーショック、テタニーが起こる場合がごくまれにあります
  • 当クリニックではそれぞれの対処法を準備しています。

副作用

当院では重篤な副作用は見受けられません。しかし、以下の副作用が予想されます。

オゾンによる副作用

オゾンの投与量が過多であった場合、施術後にだるさを感じることがあります。このだるさは、特別な処置をしなくても、約12〜24時間程度で改善されます。

使用する以下の抗凝固剤による副作用

ヘパリンナトリウム(重大な副作用(頻度不明))

  • ショック、アナフィラキシー
  • 出血
  • 血小板減少、HIT等に伴う血小板減少・血栓症

クエン酸ナトリウム

  • しびれ

未承認医薬品等であることの明示、入手経路等の明示

本治療に用いる未承認医療機器は、医薬品医療機器等法上の承認を得ていないものですが、「医師等の個人輸入」により適法な輸入許可を得ています。 日本では、未承認医療機器を、医師の責任において使用することができます。 未承認医療機器についての情報「個人輸入において注意すべき医薬品等について」もご覧ください。

国内の承認医薬品等の有無の明示

本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医療機器はありません。

諸外国における安全性等に係る情報の明示

本治療に使用するオゾン発生機、その専用器具は、EU内における医療機器として認証されたものです(認証年月日:1993年6月14日)。

本治療の代表的な書籍とされている「オゾン療法 第2版」によりますと、以下の記載がされています。

血液クレンジングは「大量自家血オゾン療法」または「自家血オゾン療法」と表記されています。

第7章(オゾンの潜在的な毒性:オゾン療法の副作用および禁忌)より

ドイツ,オーストリア,スイス,イタリアで数百万回の自家血オゾン療法セッションが行われた後にも,重篤な急性または慢性の副作用や癌の発生率の増加は報告されていない.
これまでのところ,我々の実験データと臨床的エビデンスは何らリスクを示していない.Jacobs(1982)は,オゾン療法に考えられる全ての悪影響について慎重に調査した.オゾンは「毒性」で知られているにも関わらず,その発生率はわずか0.0007%であり,医薬品の中でも非常に低い値となっていた.
コネリアーノ(ヴェネト州)の病院に長く勤務してきた非常に几帳面なオゾン療法士であるGiuseppe Amato医師は,自家血オゾン療法による治療を数年間受けた患者1,000例で軽度の副作用しかなく,後遺症はなかったことをヴェローナ議会(1999)で報告した.
シエナ大学病院での我々の経験も重要である.我々は1995年以来,大量自家血オゾン療法を加齢黄斑変性患者で約8,000回,線維筋炎患者で約100回(~その他の投与方法は省略 ~)をしてきている.(〜略〜)2000年6月から2004年3月まで我々は,新しい無毒なシステム(ガラス等)と血液に対して正確な量の3.8%クエン酸Na(用量で1:9,又は25~225mL若しくは例外的に30~270mL)を使用し,オゾン濃度を緩やかに増加(通常10 μg/mLから60μg/mLまで)させるようにした.上に述べたすべての副作用はみられず,他の副作用も生じなかった.さらに,アレルギー様の不耐性も観察されなかった.

治療の流れ

STEP-1 カウンセリング医師が状態を診断し、治療の内容について詳しくご説明いたします。

STEP-2 検査治療前に『G6PDスクリーニング検査』を行います。
※オゾン療法は適度な酸化ストレスを与えることによって、ご自身の抗酸化力を活性化する点滴療法です。G6PD(グルコース6リン酸脱水素酵素)という酵素が遺伝的に欠けている体質の方は、溶血性貧血を起こす可能性があります。
当クリニックでは安全を確保するため、はじめてオゾン療法を希望される方には『G6PDスクリーニング検査』を行っています。少量の血液を採取し、数分で結果がわかります。

STEP-3 採血・医療用オゾン注入100~150ccの血液を採血し、医療用オゾンと混ぜ合わせます。

STEP-4 血液を体内に戻す医療用オゾンを混ぜた血液を、点滴で体内に戻します。点滴の所要時間は、20〜30分です。

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