りんくうメディカルクリニック RINKU MEDICAL CLINIC

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がん治療血管塞栓療法

腫瘍のすぐ近くまでカテーテルを挿入し、抗がん剤等を注入後に塞栓術を行い、
薬剤の在留と腫瘍への血流(栄養)を止める治療法

治療内容

がんに栄養与える血流に、カテーテルと呼ばれる医療用の細い管を通して薬剤を注入し、その後に薬が流れ去らないように動脈に蓋をして、薬剤の在留とがん細胞へのお栄養の遮断する治療です。

この治療は、医療法人龍志会 IGTクリニックで行われる治療になります。

※IGTクリニックと当クリニックは、お互いの治療に適した患者さまを紹介して治療を受けていただく「相互送患」を行っております。
STEP-1 画像検査・画像診断(約15分)

正確な画像診断を行って、病巣に至る血管をCTやMRで正確に描出します。
血管の走行、腫瘍を栄養する動脈、腫瘍の形などを最新の検査で立体画像化します。

STEP-2 血管内治療(1時間半〜2時間程度)

主に足の付け根に局所麻酔を行い、ここからカテーテルを使って大動脈〜動脈まで進めます。
最適の位置に届いたら薬剤を注入し、塞栓術を行い、腫瘍への血流を止めます。

STEP-3 術後入院(1〜2日)

治療後、ベッド上に3時間ほど安静になり、そのあとは歩くこともできます。
入院は術後1〜2日です。

STEP-4 治療後経過観察

約1か月後、経過観察のため外来受診していただきます。
治療の効果判定を行い、今後の治療方針を決めていきます。

この治療の目的

注入する薬を大幅に減らして、臓器の障害などの副作用を最低限度に抑えながら、がんの縮小を目指します。

適応するがんの種類

固形がん
※脳腫瘍は神経障害をおこすため適応にはなりません。

この治療に適応でない方

  • 心不全、肝不全、腎不全などの臓器の機能不全がある方
  • 治療することにより重篤な副作用が起こる可能性のある方(脳腫瘍、大腸腫瘍、膵腫瘍)
  • 動脈硬化が強く、病巣に至る血管に高度の狭窄、閉塞がある方
  • 抗がん剤に強いアレルギーを持つ方

こんな方が受けられています

  • 副作用が少ないがん治療をご希望の患者さま
  • 手術では難しいがんに罹患されている患者さま
  • 末期がんの患者さま、難治性がんの患者さま
  • 抗がん剤や放射線治療との併用を考えられている患者さま
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