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高濃度ビタミンC

 ビタミンCは ビタミンの中でも最もよく知られており、健康や美容の代名詞みたいな位置づけにいるとおもいます。体内では作られないのでレモンやかんきつ類などから摂取する必要がありますが、抗酸化作用、コラーゲン生成などなど多くの働きで、美肌、認知症予防、アレルギー改善、風邪などの予防などなどの効果がいわれています。しかし人間の一日の必要量は100mgともいわれていますが、これはレモン5個に相当しますので、かなり注意して摂取しないと大変で、サプリメントなどを利用しないと難しいともいえます。

今回はビタミンC高濃度点滴の場合の、がんに対する作用について報告します。がん細胞の場合は、ワールブルグ効果(酸素からではなく解糖系というブドウ糖から主に栄養を得ている)という説がいわれておりますが、いうならばブドウ糖ががんのエサともいえます。そしてビタミンCは構造上ブドウ糖とよく似た構造をしていますので、血液中にビタミンCがたくさんあると、がん細胞はブドウ糖と間違えてCを大量に細胞内に取り込むという事件が起こります。しかし実際にはビタミンCは糖などのエサではないので、過酸化水素を多量に作ってがん細胞だけを壊します。(余談ですが正常細胞はカタラーゼという酵素を持っているので過酸化水素に障害されません。)

またCを飲んではダメなのかという意見もありますが、1g以上の経口摂取では吸収率は50%以下におちます。ですのでがん治療に使用する50gくらいの量を投与するには点滴が最適となります。しかし点滴のデメリットとしてG6PDという酵素が弱い方(日本人はまれ)は使用できませんので、2分程度でその方の酵素を調べてから1時間程度の点滴を行います。

美容やアンチエイジングで使用するのと、がんで使用するのは使用量が若干違いますが目的に応じて容量を調整できるのも高濃度ビタミンCの安全性の高いところだと思います。

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