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CTC検査(循環腫瘍細胞検査)

 がん細胞が血液中から検出されるとNO3のコラムでも報告しましたが、今回はその検査編です。

 CTCとは、血液中にガン細胞が血液中を循環しているものですが、本来はガンにかかわらず固形の組織は血液中に存在しないはずです。しかし細胞が癌化すると性質をかえて血液中に侵入することができるようになります。しかしそれでも血液中には免疫細胞がたくさん存在しているので、異物と認識されるとすぐに排除されるのですが、がんと診断されるような状態であると、この免疫からも逃れる能力を獲得し、かつ抗がん剤などにも耐性を持って癌の母細胞細胞として全身転移していく原因にもなります。このCTCは最近の検査の進歩で、がんと診断されていない人にも、血液中から検出されるようになってきていて、現在健康体でも一定数以上見つかる方は、将来的にこれくらいの確率で癌と診断されるということも分かってきています。またCTCの性質を非常に細かく調べる検査機関のものでは、効果のある抗がん剤や、サプリメントなどもグラフ化されて、治療に応用できます。また反対にその人の癌に効果が少なくて副作用のある抗がん剤や高額なサプリなどを、使わないという選択もできるので、他の先生の表現を借りますとがんの地図帳を作るようなイメージの検査ともいえます。

課題としては検査の精度やコストの面になってくると思いますが、保険はききませんので、検査機関や測定項目により15万―50万(税別)くらいの幅があります。当クリニックでは、最初に抗がん剤などの効果をなどをつかみたい場合は高額の検査を海外に依頼しますが、治療前後に効果判定などに用いる場合は国内の低コストの検査を行うよう使い分けています。採血して提出するという検査ですので、ご興味のある方はお問い合わせください。

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