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変形性膝関節症、五十肩などへの幹細胞培養上清治療

関節痛は骨や関節のすり減りなどが原因で、慢性的な痛みが出る状態をいいますが、年齢に従い膝や肩に発症します。関節痛治療としてシップや飲み薬、リハビリや手術、ヒアルロン酸やステロイドなどの関節内投与などの治療が、整形外科で提案されるものと思いますが、それでも残存する慢性疼痛などに幹細胞培養上清(詳しくはホームページ参照ください)の効果が期待できます。この治療は関節そのものを新品交換するわけではないですが、組織の修復や再生を促すことと神経への作用などにより、痛みを緩和するものと考えられます。

この培養上清液の投与方法ですが、関節痛なので関節内投与が一番有効に思えますが、感染などの合併症や、専門の整形外科での関節内投与薬剤などとの関係も考え、当院では局所の皮下注射で実施しております。皮下投与ですと、関節からは距離があるように思われますが、実際には疼痛の緩和などへの効果は大きな差がないように実感しております。また関節以外の、ぎっくり腰、寝違いなどの頸部痛、肉離れなどの筋肉痛にも皮下 注射で効果が見られる方もおられます。もちろんすべての痛みが解決できるわけではありませんが、それだからこそ手技の安全性の高い皮下投与での使用のほうが、症状を悪化させてしまう懸念は少ないと考えていますので、当院では皮下注射での対応をお勧めしております。

また幹細胞培養上清は、化粧品やサプリなど多数の含有製品がみられますが、実際にどの程度有効成分が含まれているのかは不明です。また常温の化粧品などで有効なのか?本当に皮膚の上から塗るだけで吸収されるのか?も疑問です。現実に培養上清の中のどの成分がどの症状に有効なのかも研究段階です。当院では上清液中の、有効だと考えられかつ測定可能なサイトカインや成長因子を実際に測定し、最も成分が高濃度である培養方法で院内調剤した上清液を直前まで凍結保存し提供させていただいており、日々研究しながらリニューアルさせています。

まだまだ研究段階といえる培養上清ですが、今後様々な治療への応用が期待できる分野であると考えられます。

♦幹細胞培養上清に関する情報はこちら♦

 

 

 

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