NR NMN点滴について
NMNの内服サプリが普及しています。最近ではコストもさがり安定した製品が増えてきていますが、飲まれている方は若返ってきた実感はいかがでしょうか?かくいう私もサプリ内服中ですが、当初感動を覚えたような実感は最近減って、少し推奨量より増やしたり、点滴もするなど体感を高めようといろいろやっています。
特に疲れているときなどは、体感を感じることもあるのですが、普段の時には点滴をしてもさほどという時もあります。点滴をすると腸管からの吸収効率に関係なく、直接細胞のミトコンドリアに働くと考えられますが、それでもあまり変化を感じない日があるのは、いったいなぜ?と今回考察しました。
(背景;NMNは細胞内のミトコンドリアでNAD+を合成しエネルギーを作り出します。ミトコンドリアは若さの源ですし、弱ってしまうと細胞の癌化とも関係します。NAMPTはNamからNMNを合成するための酵素ですが、NAMPTは年齢とともに低下するため、合成産物のNMNやNAD+を補充することでエネルギー産生させ、結果若返ると考えられています)
点滴は細胞に届けるという意味では最強の投与方法に思われますが、NMNは細胞膜を通過できない構造のようです。ですので細胞膜を通過する際に、一度NRもしくはNamという物質に分解されて通過、細胞内で再度NMNになってNAD+を合成するという経路が報告されています。NMNひとつは最終細胞内でNMNひとつになると思われるかもしれませんが、細胞膜を通過する際のひと作業でロスしますし、Namに分解された場合にはNAMPTが減っている高齢の方ではNMNに十分再合成できない可能性もあります。一方NRはそのままの形で細胞膜を通過するため、ひと手間少なくNMNになれる点が有利ですし、NRからNMNに合成する経路にはNAMPTを介しませんので、結論NR点滴最強説(個人的な感想です)を現時点で私は信じています。(未だ解明されていない他のNMNの作用機序での効果もあるとおもいますので、あくまで現時点)
NR+NMN点滴で癌患者様のミトコンドリア再活性化などにつなげたいと思っています。
京都の村西先生と共に、アテネへ脂肪吸引の修行に行ってきました。
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