免疫療法 ざっくりまとめ①
がんの免疫療法はご自身の免疫を活性化するなどして、癌を排除しようという治療法です。
しかし色々な種類の治療法が提案されており、実際何が違うのかは相当わかりにくくなっています。
また、自由診療の免疫療法はすべてまがい物であるというような論調の記事も見られ、混沌とした世界になっていますので、ざっくりまとめてみたいと思います。
人体ではがん細胞は日々3000個以上発生しているといわれ、それが免疫細胞により排除されているといわれています。ですので免疫強化すれば、癌にならない、あるいはがんが消えるという発想で語られる場合もあります。
しかし冷静に考えてみると、その方自身の免疫をかいくぐって、少なくとも10年以上の年月で育ってきたものが、がんとして画像上診断されているわけです。
そして10年目にしてその患者さん本人の免疫を活性化しただけで、排除できるようなものであれば、そもそもがんにならなかったのではとも思われます。
10年間不摂生を一日も欠かさず続け毎日免疫が非常に低いまま経過した人はごく少数派ですし、温泉に行ってリラックスしたり、スーパーフードを食べたりして、免疫の活性した1日は必ずあったと思われますので、その日に癌細胞が取り除かれても良かったと思います。
そう考えると一時的に免疫細胞を活性化するというだけの治療で癌を完治させるというのは、かなりオーバーな期待に思えます。(再発予防は別として)
私見ですが免疫はがんの抑制や治療には重要ですが、それだけで勝負するのは難しいと考えます。
まとめ②で個々の免疫療法の理論について、触れたいと思います。
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