ワインは命?
ワインは健康に良いというイメージがありますが、これはフレンチパラドックスという事実から発生しているようです。フレンチパラドックスとは、フランス人は相対的に喫煙率が高く、飽和脂肪酸が豊富に含まれる食事を摂取しているにもかかわらず、冠状動脈性心臓病に罹患することが比較的少ないという逆説的な事実が観察されることをいいます。そしてこのパラドックスは、ワインに多く含まれるポリフェノールであろうと推測され、ワイン健康ブームを巻き起こしたことがきっかけのようです。レスベラトリオールはポリフェノールの中でも、特に生理活性が豊富であり、抗がん作用、認知機能の改善、循環器系疾患への効果、美肌作用などがいわれており、また長寿遺伝子(SIRT1)への作用も報告され若返りに対してNMNとともに期待されています。レスベラトリオールはブドウの皮に近いところに含まれており、白ワインに0.1mg/l、赤ワインに1-数mg/l程度含まれているといわれ、ブドウの皮の薄い品種のピノノワールに最も多いといわれています。しかし、血管内皮機能の改善などの報告での投与量は一日150mg以上ですので、ワインで同等の効果をあげるには無理がありますので、サプリメントなどでの摂取が必要になります。また若返りという意味合いで内服していく場合は、一日250mg程度は摂取したほうが良いようですので、NMN、NRと合わせて内服するのが良いようです。
またレスベラトリオールはトランス型とシス型などがありますが、ほとんどの研究はトランス型でされているようですので、トランス型の含有量を250mgなど摂取するのが好ましいと考えます。当クリニックではトランスレスベラトリオールのみで分量表記した製剤を用意しておりますのでご相談いただければと思います。
2021年12月 今年は寒いので 朝の出勤もつらいですがあと少しですね。
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